ダイエットゴーゴー

b0095602_6444917.jpg全14巻。週刊「IQジャンプ」で4年ほど連載。正確な連載スタート時期が思い出せない…

1巻が95年に出てるから、私が10歳(ぐらい)の時に見たマンガだってことかな…? 昨日のことのようなのに…(笑)そのときの漫画雑誌は面白かったのにね。今の漫画雑誌なんて広告紙でしょ。広告紙。あと単行本は同人誌だと思う。

最近は「暴走機関車」を連載した「조재호」先生のデビュー作です。…たぶん。初長期連載作なのは間違いない。…と思う。

私はダイエットゴーゴーは好きでしたが、サッカーに興味なかったんで、 (ちょうど韓国漫画離れし始めてたし)暴走機関車は見てなかったですね…今は暴走機関車はともかく、私の好きなダイエットゴーゴーを、紹介してみます。













記念すべき第一回の表紙イラスト。つまり一番はじめての絵。
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この子はだれ?食べっぷりが尋常じゃない。
今おもえば、色んな複線が込められたイラストだった。


2ページめ。本編初ページ!
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女の子が電話に相手が出なくて怒ってる…
(過激すぎ)と思いきゃいきなり走り出し、

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「あんたがいくら私を避けようとしても...(ry」
と言いながら窓に突っ込む。えええええぇぇ…(=_=;

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ついたのは この漫画の主人公 「マンヘ」の腹の上

名字はバン。名前がマンヘ。韓国語で部屋の大きさって意味だが…
どうやら彼は体重が500kgもする世界最高の巨体。(連載1回目時点)
肥りすぎて自由に動けず、寝てばかりなので肉が腐っていくらしい。
肥満のせいで死んでいっている可愛そうな子だとか何だとか。
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でも、そんな作家の説明とは裏腹に、本当に幸せに寝てるし、
食べ物のことが大好きなようだ。侵入者(笑)の女の子が
色んな食べ物の話をしながら、起こそうと頑張っている。


ここで読者は悟る。なるほど。この話は過激な女の子がこの
能天気な少年をしっかりさせ、ダイエットさせる漫画に違いない!
だからタイトルも Diet Go Go !! なんだ。ダイエットに成功すると
いいな。でないと死んじゃうし。しっかりしろ少年!頑張れ少女!



ところが…

どうやら会話を聞いてみると、マンヘ(少年)の親が
ジーナ(少女)との接触を硬く禁じていたようだ。理由は、
ジーナがマンヘに色々と食い物をくれるので、健康に致命的だって理由だ。
あれ?ダイエットを助ける役じゃなかったんですね。(むしろ肥満を悪化させてる)
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「お母さんがダメだって言ったんだ!」と困ったようにしてたマンヘだが、
目の前にチョコボールを出されると、つい取ってしまいます。



これを食べたマンヘは・・・・・!

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何ページにかけて苦しみ暴れては、なぜか縮んでしまいます



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腰が27インチ。両親は驚く。そして息子が助かったと喜ぶ。

しかし、量ってみると、体重は500キロのままらしい?



そのあと、敵の刺客が送られてくるなど、色々あって、

やっとこの漫画の全貌が暴かれる。

マンヘが食べたのは、HEAVIST CHOCOBALLと言って、

肉体の脂肪を圧縮する効果を持つチョコボールなのだ。

それによって超人的な力を出せる。脂肪を燃やし、

元の体重が重ければ重いほど、強い戦士になるのだ。

それをへヴィーストマンと言う。

しいて言えばドラゴンボールの戦闘力がここでは体重なのだ。

なんじゃそりゃ

しかし冗談ではないようで、ジーナがこの漫画における敵組織のことを説明するが…

アンドレ・チョーという、フランスで遺伝子工学をしていたマッドサイエンティストが
つくったカルト宗教、それが「ダイエット教」。下の人がアンドレ・チョーだが、
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この人は「オカマ」な上にダイエットチョコを作るために信徒を「実験用丸太」にして殺したり、
この人が送る刺客の中で日本人のヨシキという子の存在感が大きすぎたことなどで、
この人は日本人かな。と思っていたが、読み返してみたら韓国人だった。まあ、
この漫画のラスボスに当たる人物だ。上の絵では肥ってるが、フリーザーやセルのように
何度もパワーアップ変身を果たし、色んな必殺技と形態(?)を持つ人で、最終形態は


こんな感じである。↓(この絵は12巻。)
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「ダイエット教」は「オーム真理教」からインスピレーションを受けていると思うが、
上の最終形態はどうやら「マイケルジャクソン」から来たような気がする。どうよ?



いきなり12巻に飛んでしまいましたが、また1話に戻ります。
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「私のママ、パパ、お姉さん、みんな丸太になって死んだのよ…!」
と、泣きながら告げるジーナ。驚くマンヘとマンヘの両親。

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「最後にお姉さんが死ぬとき決めたの!
アンドレ・チョーは必ずこの手で仕留めるって!」
「な、なにーっ!それじゃ俺はー!」
ジーナの真意に気づくマンヘ。
「君の復讐にうちのマンヘを巻き込むな!」
と怒るマンヘの母。ますますジーナを嫌うように。

まあこんな感じの話でジーナも悲劇のヒロインぶってますが
実はマンへには話してない事実があって、目的のために
マンヘを利用するために接近したのは間違いないし、
色々ミステリーなところ(?)もあり、面白い。それに
いい意味で読者を裏切ってくれる、いい始まりだと思います。
当時はあまり考えなかったけど「この漫画面白い」と確かに思った。


目的のために周りの人を翻弄したり、隠し事が多く、
腹黒な(?)ジーナですが、
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マンヘの幼馴染の、大人しくて清純なヒロインっぽい性格の「ユンジョン」
(というか最初はヒロインとして描かれる)に、嫉妬を燃やしたり、
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妬みすぎて、たまには悪戯(?)をしたりもする、

そんなジーナがなぜか大好きでしたね。

なぜかはわからん。聞くな。

まあ、それはともかく、この漫画を語るなら、

敵として登場し戦ったあと仲間になり、ライバルから親友になる、

「ヨシキ」というキャラクターを紹介しないといけないわけだが。

なんつーか、よくも悪くも典型的主人公のマンヘよりも、こいつの方が魅力がある。


初登場時のヨシキ。子供だ。小悪魔のような残忍さを持つ敵だった。
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しかし仲間になったあとは、こんな感じ↓に成長。(12巻の絵)
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だれよりも仲間を思いやることが出切る、可愛く、かっこよく、明るい弟キャラ。
後半、自己犠牲をいとわない、その勇敢な姿はシビれるほどのカッコよさ。

しかし一方、時を同じくし、
12巻での主人公と来たら、
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「ダマレ!俺にモノを言いたいなら、
自分の体に1tの脂肪を詰め込んで言え!
俺を助けるために脂肪を注入しただと…!?
笑わすな!お前たちが生き延びたいから…!
俺をまた起こしたんだろ!いつもそうだった…!」


思いっきりスネてる 仲間思いのヨシキとは対照的。
ジーナに騙されチョコボールを食べ、その潜在力が発覚し血みどろの陰謀に利用されて
死にかけたマンヘだから、理解はできるけど、生き返りたくなかったかも知れないけど、
(ちなみに1tの脂肪など、耐えられる人はいないそうです。1%の可能性だったとか)
お前を生かすために、ヨシキもまた命をかけたんだぞ。スネないでその思いに答えてくれ!

まあ、もちろんジーナや仲間たちとの誤解もとけ、仲直りしますけどね。

で、

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簡単に言えば、この3人を核とする「ジーナ派」が
カルト宗教「ダイエット教」の野望に立ち向かう話。
他にも色んな魅力的な人物たちが出てきます。
そして色々隠された物語の真相があります。
助演たちの悲しいラブストーリーもあります。


しかしネタばれになるので、それは省略して、

いきなりラストバトル(14巻)と行って見ましょう!

(。。。それこそネタばれなのでは。。。)


まあ、色んなことがあって、

最後の力を振り絞った、最強の攻撃を、しかけるアンドレー・チョー…↓
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「沈む日は嫌いだ!夕日は人の心を弱くする...せめて暗闇のほうがマシだ!!」

と言いながら元気玉(?)をマンヘに投げつけるアンドレー・チョー。

この漫画の主人公は魔人ブウなのかと。しかもアンドレー・チョーの

翼と元気玉(?)が蝶のような形...お前はパピヨンなのかと。

ニアネス…いやニアデス・ハピネスだっけ?(*武装錬金)




この攻撃を食らったマンヘ君、地獄の苦しみを味わいますが、

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「体が腐って行ってた昔さえ、笑っていられた俺だ!
これしきの苦痛、とっくの昔に慣れているんだ!
さあ、どうする!アンドレ・チョー!」

と言いながら、耐えます。



かっこいいのやら、悪いのやる!



しかも そう言ったすぐ直後に、

いわゆる走馬灯を見ちゃうマンヘ君です。

意地を張ってただけなのか!

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走馬灯の中で、「好きな人々の顔が掠れてゆく・・・」

との事ですが、明らかにジーナが大きい

一番大きい。ユンジョンよかずっと大きい。


やった と思った。

恋愛漫画じゃないが…助演たちのラブストーリーもあるので

ファンならカップリングを期待しながら見たはず…たぶん。

だからユンジョンファンには気の毒。…では、問題は、

マンヘが生き残り、ジーナと上手く行くかどうか。

…しかし、

ネタばれになるので、ピンチの乗り切り方と、

最終決戦の行方は、伏せとく。(さんざんネタばれしといて)


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「なんで…なんで、逃げたかったんだ?チビ!!」

「本当に知らなくて聞いてるの…?食いしん坊!!」



結果オーライー!
ここでこの漫画は終わり…!


じゃなくて、アンドレ・チョーは、まだ健在。

ちなみにこの時点ではアンドレチョーに対する

ジーナの個人的な復讐などで戦ってるのではなく、

もっと大きい背景が…と言っても そろそろ解説終了の時間!



肝心のストーリーや設定や戦闘の流れや敵たちや助役たちや結末などは置いといて、

私のようなファンのために描かれた、単行本描き下ろしエピローグに移ります。

登場人物たちの10年後の姿が出ているエピローグでした。

まず最初に出てくるのは男性キャラで最高人気のヨシキ。
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バイクの選手になって、世界大会に出ていました。

彼の戦闘スタイルと同じく、トリッキーな運転を得意としてました。

馬鹿みたいにパワーが強すぎるタイプのマンヘと彼は違います)

ってゆーか、かっこよすぎ。子供っぽさが消えたのは残念だが。

ちなみに暴走機関車の荒れた性格の主人公のバイクもHONDAのです。

(まさかヨシキへのオマージュ?もしそうなら回りくどすぎw)

ヨシキの清々しさを学んで欲しい。同じHONDA乗りとして。

続く、ここで説明しなかった人物たちの後日談は、省略するとして…

肝心の主人公の、マンヘ君と来たら、

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ヒーローごっこ中。

10年たってもアホさが消えてない主人公!

…と、さんざんなことを書いてますが、マンヘにもマンヘなりの魅力が…

でも明らかにヨシキがかっこいいでしょう…ってのはともかく、

後半では恐ろしく捻くれたマンヘ君が、初期の無邪気だった性格に戻ったようで、

以外と嬉しい姿だったりするのでした。(でも10年たってるのにこの大人気なさ…)




いつものようにヒーローの活動をし、

インターポールになったジーナの邪魔をしたりもしてから、

家に帰るマンヘ君。いや大人マンヘ。その帰り道…

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睡眠薬みたいなので眠らされる大人マンヘ。

そしてどこかに拉致される…!…新たな陰謀の始まりか?




しかし、残りページ数を考えても、それは有り得ません。

目が覚めたら、そこは教会。
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結婚式場だった。

「逃げなきゃ!まだ俺の青春を取られるわけにはいかない!」

一方、ジーナを毛嫌いしていたマンヘの母は、

死ぬほど悔しそうな顔で、呟くのだった。

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「これ以上、変な格好で暴れるのは見てられない!歳を考えなさい…

一人しかいない!この世で、私の息子に耐えられるような人は…

さぁ、行って、手を取りなさいよ!」




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ならば出てくる新婦は、ジーナ以外はありえない。(笑)


「うわー!お前、すごく綺麗になったね!」

「当然でしょ!また逃げたら…殺すよ!?」



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「(チャリー・ピョーおじさんまでもが!
みんなで俺を謀ったな!卑怯な!)」

「新婦は新郎を愛してるよね~?」

「はい!」



「…新郎!お前はどうなんだー!?」



こういう、脅迫と謀略に屈し、

嫌だった主人公が、

仕方なく結婚させられる話…

…ではなく、

心配そうなマンヘの両親と、↓ヨシキ&仲間たちだったが…

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「はい!この世の誰よりも、ずっと!」


そして新婚旅行へ行く、マンヘとジーナでした。


よかったーこの漫画最高だ。


ユンジョンのファンには、悪いことになった(笑)


と思ったら、遅刻して来たユンジョンと、


(アイドルになったので忙しくて遅れたとか)

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何かあるという話はないですが、意味ありげに手を結ぶヨシキ。仲良さげ。


これならユンジョンのファン、納得!?(かどうかわからん。ユンジョン好きな人、教えてー)


ジーナファンとしては最高の10年後!文句ナシ!




そして遠い海では…


この漫画で最強の敵だった野生児、ベイビー。

アンドレ・チョーに利用され、捨てられ、

最後の姿は、ボロボロな体で虫の息だった。

そんな彼が、健在な姿で、自然の中で自由に暮らしている。

ベイビーを乗せたイルカが、月夜に向かって高く飛び上がる。

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ダイエット・ゴーゴー・全14巻・完



あーもーこの漫画グッドだよヤッパリ。



ここでは恋愛的な部分の結末をバラしてしまいましたが、

もともとそれはオマケ。恋愛漫画ではなく、バトル漫画なんで。


肝心のストーリーや重要な設定・人物などについては

見てのお楽しみということで… 導入部はギャグマンがの乗りだけど、

結構シリアスになるし、思わず唸るような展開も待っていますよ。




この作品は絶版になっていますが… (ナニ)

いつか再出版されたりするかも知れないし。中古本屋や

漫画レンタル屋に行けばあるかも知れませんから…





というか私の好きな漫画はほとんど絶版です。

だから海外の友達にプレゼントするにも

買い求めることがややこしいです。



もう当事に売るだけ売ったからもういい。

って事かも知れませんけど、素敵な漫画を

もっと後世に残して欲しいです。新しい漫画を売るのもいいが…




って、素敵な漫画だと言っても、今の子供に見せたら

「なんでこんなにドラゴンボールっぽいの?」とか言うかも。

…DBが人気な時代だったのさ。 それに、ほら、

オリジナリティーと魅力の方が、ずっと大きく感じるよ。



逆に聞くけど今の漫画で魅力ある漫画ってどんな漫画なんだ?

私はあまり知らない… 今の世代の子らよ。教えてくれ。

肥満に対する社会の警戒心が高まった時期なのは分かるが

そこでこんな漫画を思いつく、そのアイデアに今でも驚かされるけど…

今の漫画ではそんな驚きを感じないんだよー 若い作家さん

もっともっと私を驚かしてくれー って独り言 長すぎました すみません




韓国のバトル漫画で一番うまく出来てると思います。

ダイエット・ゴーゴー。いかがでしょうか。



しかし、昔に人気だった漫画はことごとく絶版になってるからねぇ。

10年前ってそんなに昔でもないんだけどさ。…日本の漫画市場が羨ましいよ。

こんな理由で、韓国の漫画出版界はダメだと思います。ダメすぎると思います。

韓国の漫画出版界の皆さん。ちゃんとしてください。

つうか私の好きだった漫画を全部復刊しなさい。(命令調)

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by notki | 2006-05-13 07:00 | こっちの漫画本の話
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